やみくもに起業などするな、とよく言われますが、それはその通りだと思います。
- 「会社が嫌だ!」
- 「こんな仕事したくない!」
- 「ワクワクする仕事がしたい♪」
そんな目先のよくだけで会社を辞め、起業をしても十中八九うまくいかないでしょう。
ゼロから1を作るのは、それほど簡単ではありません。私も、フリーランスになって、満足のいく収入に達するまで、3年かかりました。
やっぱり、このまま会社員でいるしかないのか・・・独立するのは難しいのかなと思うかもしれませんが、やり方はあります。
では、どうしたらよいのか?簡単な方法を三つ、お伝えします。
1.周りを見すぎない
SNSやアメブロなどを見ていると、起業した人みんなが成功しているように見えます。
そして、自分だけがうまくいってないように思ってしまい、焦ります。
そんな時は、周りと自分を比べないことです。
成功している人のやり方を真似たり、学びにいったりすることはとても大切です。
全て自分で考える必要はありませんし、それでは時間がかかりすぎます。
とはいえ、「学ぶ」ことが主目的になってしまったり、ノウハウばかりを追いかけるようになってしまっては本末転倒。
自分が何をやりたいのか、なぜその仕事がしたいのか、そこをしっかりと見極めることが大切です。
人は人、自分は自分です。
実際、SNSなどで「月収100万円!」などと言っている人が、皆本当のことを言っているとは限りませんよ。全て真に受けたらダメです。
2.自分に合った方法を探す
成功している人のやり方が、自分にもあうとは限りません。
仕事の仕方、働き方は100人いれば100通りあるのですから。
本当にそのやり方が自分に合っているのか、よく考えてみて下さい。
それが一番わかるのは、あなたです。
もしかしたら、起業しなくたって、やりたいことは実現できるかもしれません。本当に、会社を止めるしか方法がないのか、よく考えた方がいいです。
私の場合は、会社をクビになりましたので、「再就職をしない」という選択をしただけで、フリーランスになるために会社を辞めたわけではありません。
会社を辞めるってすごく勇気が入りますよね。だから、無理しなくてもいいと思うんです。
今は、副業という形で、さまざまな仕事にチャレンジできる時代です。いきなり辞めなくても、今の働き方で新しいことをやっていくというのは可能なのです。
3.行動しなければ始まらない。まずはやってみる
とはいえ、それもやってみないことにはわからないのです。
やみくもに起業するのは賛成しませんが、かといって、何でもいいから思いついたことからやってみないと自分に合っているのかどうかもわからないし、その仕事がビジネスになるのかどうかもわからないのです。
自分が今できることからやってみましょう。
- ブログなどで情報発信する
- セミナーなどで人脈を広げる
- コンサルなどを受けて自分のやりたいことを形にしていく、など。
まずはこれまでの毎日とは”違うこと”をひとつずつやってみましょう。
さまざまなことを経験し、模索しながら、やっぱり独立した方がいいなと思ったら、その時やめれば良いのではないでしょうか。
私は、会社員時代に「ココナラ」で出品を始め、最初はなかなか売れなかったのですが、ライティングのサービスを出すようになってから、アロマ関係など他のサービスも売れるようになりました。
こんなことでも売れるの?という意外なサービスもありますので、ぜひ覗いてみてください。あなたの”得意”がお金になるかもしれません。
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これからはむしろパラレルキャリアがいい
自分がフリーランスになってみて、どんな形であっても、仕事を一つに絞るというのはとても危険なことだと思いました。
2017年に個人事業主として届出をしてから、色々なことがありました。
主な仕事はWEBライターですが、Googleのアップデートによって仕事が減ったこともありましたし、新型コロナウイルスの影響を受けた仕事もあります。
ライターとコロナ、なんの関係があるの?と思うかもしれませんが、コロナで影響を受けた業界は、飲食業や旅行業だけじゃありませんよね。たくさんの業界が売り上げを落としています。
売り上げが落ちる中、真っ先に減らすのは広告費です。私がお仕事をいただいていたクライアント企業も、ウェブサイトの広告出稿が減ってしまったため、メディア事業を縮小するということで、私たちライターの仕事も減ってしまったというわけです。
しかし、ライターの仕事は複数に分散していましたし、自分でコンテンツを作って売るということもしていましたので、収入がゼロになることはなくてよかったです。
これからもきっと、予期せぬ波がやってくると思います。
その時、仕事が一つだったら?これは、個人事業主だけでなく、会社員も同じことですよ。
本業1つしかなかったら、会社が潰れたら終わりです。考えたら、恐ろしくないですか?
だからこれからは、会社員かフリーランスか起業かという形でくくるのではなくて、自分のスキルが活かせる方法をたくさん知っている人が生き残れるのではないかと思っています。