40歳を過ぎてから新しいことを始めるのは勇気がいりますよね。だからこそ、みんな二の足を踏んでしまってなかなか会社員から抜け出せない。
いつかは独立したい、いつかは今の仕事を辞めて好きなことを仕事にしたい、そんなことを言いながら毎日が過ぎていく。
そして、その「いつか」はきっとやってこない。
でもそれは、勇気がないからじゃないんです。自分が本当にやりたいと思うことが見つからないからです。
人は、なんとしてもこれがやりたい!という強い気持ちがあったら、意外と簡単に行動できてしまうものですが、行動に移せないということはその原動力になるものがまだ見つかっていないからだと思います。
やりたいことは時間をかけて見つけよう
10代、20代ならいざ知らず、40歳を過ぎればそうそう冒険も出来ません。
かといって、じっくり考える時間も残されていないと焦ってしまいがちですが、ここはしっかり時間をかけましょう。
時間をかけて、興味を持てることを色々やってみて、「これだ!」と思えることを探すんです。
その間、仕事は辞めちゃダメですよ。仕事はしながら、じっくりこれからの人生を考えるんです。
私は最初の転職の時は、アロマテラピーの講師をやりたいなと思い始めてから5年くらい、資格を取って本格的に行動に移そうと思ってから3年、実際に転職するまで計8年かかってます。
その後は、フリーランスになりたいなと思ってマーケティングやセールスライティングを学び始めて2年、どういう方向性で行こうかと迷っている時にリストラにあってしまったんですけど、考え続けていなかったら路頭に迷ったと思います。
今の仕事以外のことをしたいと思っているなら、常に「何をしようか」「どうやって生きていこうか」ということを考えておいた方がいいと思います。
セミナージプシーにならないこと
ここで焦って、「初めてでも簡単に儲かる!」みたいな話に手を出してはいけません。
ビジネスのスキルを学ぼうと、セミナージプシーになってもいけません。いいカモになるだけです。
ビジネスのスキルだとかマーケティングだとか、知識として勉強しておくことはもちろん無駄にはなりませんが、その前に「マインド」という土台が大事です。
どうやってその仕事と向き合っていくのか、今の仕事がイヤだからと逃げ道として違うことをしようとするなら、それはきっと失敗するからです。
うまくいかないことをスキルが足りないせいだとして、あちこちのセミナーに顔を出し、知識だけはついていくからうまくいっているような気がするけれど、その実お客さんは仲間内だけ、ということになりかねません。
だからその前に、自分の問題を解決しておくこと、マインドを整えておくことがとても大切です。
そのために、本当にやりたいことをじっくり考える必要があると思います。