頭ごなしに「ゲーム禁止!勉強しなさい!」、こんなことを言って、子供がいうこと聞くと思います?
表向きは聞くかもしれないけれど、心は反発したままです、絶対に。それでは、親だって嬉しくないし、子供のためにもならないです。ゲームを禁止したところで、勉強するはずがないから。
しかし、受験勉強をしてくれないと困るという状況で、ゲームに没頭されたら、怒りたくなる気持ちもわかります。私も何度も息子と喧嘩しました。
苦肉の策として、「その日にやるべきことが終わったらゲームをやってもいい」というルールにしました。
中学受験の勉強をしているときは、やるべきことを決めたカレンダーを作り、1つの単位を終わらせることができたら、ゲームを1時間やってもいい。
もし2時間やりたかったら、2単位やる。
そんなふうにして、やるべきことをやったらゲームOKとしました。
禁止をしてしまうと息抜きできなくなるというのもあるし、禁止したからといって勉強はしないからです。
むしろ、一緒にゲームをやってしまってもいい
だって、ゲームは楽しい。子供が勉強をしないのはゲームが悪いのではなくて、勉強が楽しくないからです。
じゃあ、どうしたら勉強が楽しいと思えるか、すべてはそこにかかってるわけですよ。
受験勉強なんて楽しいわけがない。できれば逃げ出したいと思うだろうなと、私も思いました。
そこでうちでは、受験勉強は中学に入るため、というよりも、やりたいことをやれる人生を手に入れるための通過点という位置づけにしました。
中学に入るため、といってしまうと、中学に入ること自体が目的になってしまって、中学受験に合格したら、それこそ勉強しなくなるんじゃないかと思ったからです。
だから、ゲームをするなではなくて、頑張ればゲームができる状況を作っておいた方が良いと思い、結局ずっと、我が家ではゲームを禁止していません。
しかし、中学受験には合格したし、中学入ってもそれなりに勉強してますので、しばらくはこれでいいと思っています。
もっと勉強しないとまずい!と本人が心から思うまで、ただゲームを禁止してもきっと意味はない。
それならば、ゲームを禁止するよりも、どうすれば勉強の大切さに気づいてくれるだろうか?と考えた方が良い気がします。