自宅や好きな場所で仕事ができるWEBライターという働き方を考えている方にとって、
- 本当にメリットがあるのか
- どんなデメリットがあるのか
- ぶっちゃけ稼げるのか?
など気になることがたくさんあると思います。
誰でもチャレンジしやすい仕事だからこそ、メリットだけでなくデメリットも理解して始めることが大切です。
WEBライターを7年続けてきたからこそわかる、メリットやデメリット、将来性について解説します。
WEBライターのメリット
WEBライターという働き方にはメリットがたくさんあります。
経歴や年齢に関わらず誰でも始められる
WEBライターになるために、資格も学歴もいりません。年齢も性別も関係ありません。
日本語が理解できて、文法的に間違いのない文章を書ければ、誰でもチャレンジできる仕事です。
WEBライティングには決まった形がありますが、初心者向けにはマニュアルが完備されている仕事が多いので、クライアントの言うことが理解できれば問題ありません。
会社員の副業としても始めやすい
WEBライター=フリーランス=不安定、と思っている人が多いのですが、なにもいきなりフリーランスになる必要はありません。
空いた時間や週末にできる仕事ですから、会社員の副業としてもおすすめです。
数万円でも収入がプラスになったら嬉しいと思いませんか?
働く時間も場所も自由に選べる
WEBライターの仕事は、いつでも好きな時に、好きな場所でできます。
私はほとんど自宅で仕事をしていますが、人によってはカフェに行ったり、コワーキングスペースに行ったりして仕事をしています。
通勤を考えなくていいので、住む場所も自由です。インターネット環境さえ整っていれば、のんびりした田舎の自然の中で仕事もできます。
働く時間も自由ですから、朝早く起きて午前中だけ仕事をするのもよし、お昼に起きて午後からゆっくりと仕事をするもよし。
納期さえ守れば、いつ仕事をしてもOKです。
納期さえ守れば休みも自由に取れる
私のように子供がいる人にとっては、休みが自由に取れるという点が大きなメリットになるのではないでしょうか?
大事なのは納期。決められた期日までに、完成品を納品できれば、いつ、どれだけ休みを取ろうと構わないのです。
子供が熱を出して仕事に行けない、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と会社の人に謝る必要もありません。
私自身、WEBライターをしていたおかげで時間が自由でしたから、子供の中学受験の勉強を一緒にしたり(塾に行ってなかったので)、大学受験や就活のサポートをしたりと、子供のために自由に時間を割けたことが本当に良かったと思っています。会社員ではできなかったことです。
ですから、お子さんが小さくてフルタイムで働けないと悩んでいるママは、ぜひWEBライターにチャレンジして欲しいと思います。
「書く」スキルが身につくから仕事の幅が広がる
小学校で作文や読書感想文を書いてきたし、その後もさまざまな文章を欠かされてきたと思いますが、論理的に書く力はなかなか育っていないのではないでしょうか?
文章を書くのが得意!と言い切れる人はあまり多くないのではないかと思います。
でも大丈夫、WEBライターをしていると、とにかく「わかりやすい文章」を心がけて書いていますので、書くほどにどんどんスキルアップしていきます。
最初は自分が得意なジャンル、好きなジャンルの仕事ばかりしてしまうことが多いのですが、書く力がついてくると、難しいジャンルのお仕事も受けられるようになってきます。
書く力というのは、なにもWEBライティングだけで発揮されるものではなく、たとえば副業としてWEBライターをしている会社員なら、論理的に文章を書く力は会社の書類を作成するのにもきっと役に立つと思います。
書く力は、自分の思いを形にできるスキルです。身につけておいて損はありません。
働き方次第で会社員(正社員)以上に収入を得られる
みなさんが最も気になるのは、収入ではないでしょうか?
私も最初は不安がありました。5000文字の記事を書くのに3日もかかり、しかもまだ文字単価が0.5円のとき。
完成しても2500円。そこからクラウドソーシングの手数料を引かれたら、2000円ちょっと。
時給にしたらいくらだろう…とげんなりしたものです。
しかし今では、正社員の時の年収を大幅に超えました。
私は土日も時間があれば記事作成をしていますので、明確な休みを決めていませんが、おそその稼働時間が1日4時間ほどです。
通勤時間もありませんので、仕事にかける時間は会社員だった時の半分くらいになっていると思いますが、年収はアップしました。
良いクライアントとの出会いも大きかったですが、単価が安かった時も諦めずに記事を書き続けてきたおかげだと思っています。
WEBライターの仕事は年齢も関係ないし、いくつになっても自分の頑張り次第で年収を上げていけるのです。
自分が書いた記事が残る
最近は記名記事は少ないのですが、それでも自分が書いた記事がネット上に残っているのは嬉しいものです。
自分が書いた記事が検索上位にあると、なおさら嬉しい!
自分の仕事の成果を目で見て確認できるのも、大きなメリットです。
少ない初期投資で始められる
WEBライターになるために必要なのは、パソコンとインターネットです。
それも、文章を書くだけですので、そんなにスペックの高いパソコンは必要ありません。
WEBデザイナーや動画編集者といった仕事では、扱うソフトが高額だったりすることがあり、スペックの高いパソコンでないと作業ができないため、初期投資がやや高額になることもあります。
その点WEBライターは、リサーチができて、文章作成ツール(WordやGoogleドキュメントなど)が使えれば問題ありません。
月々数千円の投資で始められるので、やめたとしても痛手がほとんどない働き方です。
リサーチによってさまざまな知識が身につく
私が最初の頃に取り組んでいたのは、アロマやハーブ、食材といったジャンルでした。その後、美容や健康の記事を書き始め、働き方、不動産、散骨、注文住宅、カードローンなどさまざまなジャンルの記事を書くようになり、かなり知識が豊富になったと思っています。
記事を書く仕事でリサーチしなかったら、きっと一生知ることがなかっただろうと思うこともあり、自分の世界が広がるようで楽しいです。
ブログの運営で不労所得を得られるようになる
WEBライターになったら自分のブログも運営することをおすすめしますが、ブログを書いていれば広告収入やアフィリエイト報酬によって、不労所得を得られる可能性があります。
ブログも依頼された記事も、やることは同じです。
読者が知りたいことや解決したい悩みについて書き、読んだ後に「悩みが解決した」「やってみたい」と思ってもらえるようにすること。
それができれば、自分のブログ記事を上位表示させ、収入を得ることも可能です。
私も収入の何分の1かはブログ収入なので、ずいぶん助けられています。
WEBライターのデメリット
誰でもチャレンジできるからこそ、それがデメリットになることもあります。
スキルが身につくまで収入が低い
誰でも最初から、質の高い長文を書けるわけではありません。上記でもお話ししたように、私は5000文字の記事を書くのに3日かかりました。
文字単価が0.5円で、クラウドソーシングの手数料20%が引かれたので、実際にもらえたのは2000円。
時給に直すと、2000円÷24時間(3日)=83円!
83円!
100円もなかった!
今、計算して自分でびっくりしてしまいました。
これならパートに出たほうが確実に稼げます。
今は文字単価もだいぶ高くなってきていますし、私が記事を書くのに時間がかかっただけですので、もう少し高い単価で仕事ができると思いますが、それでも最初のうちは思ったように稼げないかもしれません。
雇用されて働く人のように、「○時間働いたら○円入ってくる」という仕事ではないので、働く時間に見合っていないと思うこともあるかもしれないですね。
自己管理ができる人でないと続かない
働く時間も自由、いつでも好きなように休めるといっても、納期は守らなくてはいけません。
自由というのは意外と難しいことで、人は堕落した生き物ですから、誰にも束縛されないとどうしても自分を甘やかしてしまいがちです。
「今日はここまでやる!」と自己管理がしっかりできる人でないと、仕事を続けていくことは難しいかもしれないです。
動かないで仕事をしているので運動不足になりやすい
気をつけてはいるのですが、運動不足です。1日中座っているからです。
タイマーなどを使って、1時間に1回は動く工夫をしているものの、タイマーがなっても「ここまで書いてからにしよう」などと思い、結局座りっぱなしということもあります。
これも自己管理の一つですが、仕事に没頭するあまり、運動不足にならないように気をつけたいものです。
WEBライターの将来性
AIが進化し、Chat GPTなどライティングもできるツールがたくさん出てきている中で、WEBライターなんてそのうち仕事がなくなるのでは?と心配な人も多いと思います。
結論から言いますと、機械に仕事を奪われることはないと思っています。
なぜなら、私たちWEBライターが相手にしているのは、パソコンの向こうで記事を読んでくれる生身の人、感情を持った読者だからです。
文法的に正しい日本語で、それらしい文章を書くのは機械にもできます。しかし、読む人の感情に訴えかけるような、行動を促すような文章が書けるかというと、それはできないと私は思っています。
リサーチや記事作成の過程で、たまにAIツールを使います。たとえば、「○○について、根拠となる論文はありますか?」などの質問のように、膨大なデータの中から何かを探してくるようなことは、AIは得意です。
しかし、読む人の潜在ニーズを考え、「このキーワードで検索している人が本当に求めている情報は何か?」と考えることは、機械にはできません。
そこまでできるWEBライターは実は全く足りていない状況で、クライアントの意向を正しく汲み取り、読者のためになる記事を書けるWEBライターなら、仕事が途切れることはないでしょう。
私の担当の編集者の方にお聞きしましたが、こちらの要望に答えてくれなかったり、突然連絡が取れなくなったりするライターさんは少なからずいるんですよ、とのことでした。
ですから、社会人として当たり前のことができて、常に勉強を欠かさずスキルアップしているWEBライターなら、これから始めたとしてもまだまだ将来性のある仕事だと思っています。
まとめ
WEBライターは年齢や学歴、資格などに拘らず、誰でもチャレンジできる仕事です。働く時間も場所も自由ですし、働き方次第で収入を大きく増やすことも可能です。
一方で、収入を増やすまでに時間がかかりますし、自由だからこそ自己管理が必要です。
メリットもあればデメリットもあるWEBライターという働き方ですが、それはどの仕事も同じですよね。
私は、好きな時間に働けるWEBライターという仕事が性に合っています。
今回、メリットとデメリットについてお話ししましたので、WEBライターという仕事に興味をお持ちの方のお役に立てたら嬉しいです。
もしご質問などがありましたら、コメント欄から送ってください。
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